情報理工コロキウム
拡がるCG研究〜 エンジニアリングからアニメまで

安生 健一 先生

Executive R&D Advisor, OLM Digital


Lecturer's Web:https://anjyo.org/
日時 / Date and time: 2025 年 10 月 8 日(水) 14:00 〜 15:00
講演場所 / Location: 筑波大学 筑波キャンパス第三エリア 総合研究棟 B 棟 1 階 0110 公開講義室 [access]
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安生健一先生は映像制作、特に CG を用いたアニメーション制作において世界的に有名な方です。日米の映像制作業界で重職を務められている他、CG 分野のトップ会議 SIGGRAPH Asia 2018 のカンファレンスチェアや、映像制作の現場の技術が発表されている国際会議 Digital Production Symposium (DigiPro) を 2012 年に共同設立されるなど、産業界と学術界の両面でご活躍されています。ご講演は学外の方も含め、どなたでもご自由にご聴講いただけます。Zoom でのオンライン聴講も可能です。撮影・録画はご遠慮ください。


概要:

CG (Computer Graphics) は今や基本的なメディアの一つとなりました.一方CG技術の進化も著しく、ゲームや映画といったエンタメ応用をはじめ、さまざまな産業分野への展開も急速に進んでいます. 本講演の前半では「そもそもCGって何だろう、どうやって作るのかな?」といった素朴な疑問にお答えしつつ、CGの歴史を紹介します. 後半では、産業の最先端でどのようなCG研究開発が行われているのかを、講演者の体験にもとづいてお話しします. 例えばリアルな人間の表情を作るための数理モデル、アニメの色塗りのためのAI応用、ゲームやエンジニアリングのための点群情報の可視化手法などを予定しております.

ご講演者について:

2000年に映像制作会社オー・エル・エム・デジタルに参画し研究開発部門を立ち上げる. 現在は同社の技術顧問. 2017年にはIMAGICA GROUP のARG(Advanced Research Group) の初代ディレクターとなり、現在はプリンシパルリサーチャー. ACM SIGGRAPH では、長年にわたり論文や映像作品などを発表. CGと対話処理技術に関する国際会議SIGGRAPH Asia 2018では、カンファレンスチェアを務めた.


世話人: 情報理工学位プログラム 金森由博 (kanamori<at>cs.tsukuba.ac.jp)